中華全国総工会の主な職責

中国労働組合は中国共産党の指導する従業員が自発的に結合する労働者階級大衆組織であり、党が従業員大衆と結び付く橋ときずなであり、国家政権の重要な社会的支柱であり、会員と従業員の権益の代表である。

全国総工会は各地方総工会と各産業組合の全国組織の指導機関である。

全国総工会は中共中央書記処が指導する。

その機関の主な役割は：

（一）党の基本理論、基本路線、基本綱領と労働運方針に基づき、党と国家の仕事の大局をめぐって、中国労働組合全国代表大会と執行委員会会議で定められた方針、任務と決議を徹底的に執行する。

（二）法律と『中国労働組合規約』に基づき、各級労働組合を組織し、指導し、党の誠心誠意労働者階級に依存する根本的な指導方針を揺るぐことなく貫徹し、維持機能をさらに強調し、履行する。

（三）従業員の合法的権益に関する重大問題について調査研究を行い、党中央と国務院に従業員大衆の思想、願望と要求を反映し、意見と提案を提出する。従業員の密接な利益に関わる政策、措置、制度と法律、法規草案の作成に参与する。

（四）労働組合の理論政策研究に責任を持ち、労働組合の組織制度と民主制度の制定を研究し、「中国労働組合規約」の貫徹執行を監督し、労働組合自身の改革と建設を指導する。各級労働組合組織に労働者代表大会を基本制度とする民主選挙、民主的政策決定、民主的管理と民主的監督業務を展開するよう指導し、平等協議、集団契約制度と監督保証メカニズムの確立を推進する。

（五）省、自治区、直轄市党委員会管理省級総工会指導幹部に協力し、中央国家機関関係部（局）に協力して全国産業労働組合の指導幹部を管理する；全国総工会機関と直属組織の党員幹部の党風廉潔政治建設状況を監督、検査する；労働組合幹部の管理制度と訓練計画を研究し、市以上の労働組合と大手企業・事業機構の労働組合指導幹部の訓練を担当する。

（六）国務院に協力して全国労働模範の推薦、選出の仕事をしっかりと行い、全国労働模範の管理活動を担当する。

（七）労働組合経費と労働組合資産の管理、審査、監査業務を担当する；労働組合組織が従業員の労働福祉事業を興す関連制度と規定を研究し制定する；労働組合の従業員労働福祉事業を興す指導、調整業務を担当する。

（八）労働組合の国際連絡業務を担当し、各国の労働組合との友好関係を発展させる。香港、マカオ特別行政区と台湾地区労働組合との交流を担当する。

（九）党中央、国務院が提出したその他の事項を負担する。